自分達が運営するサクラ出会い系にも流していたんだろうと推測されます。

芸能人の関係者を装い他人名義のスマートフォン（多機能携帯電話）からメールを送ったなどとして、千葉県警サイバー犯罪課は24日、特定電子メール適正化法違反容疑などで、IT関連会社「コーエイプランニング」（渋谷区）社長香川雅昭容疑者（50）＝目黒区青葉台＝ら男女9人を逮捕した。いずれもおおむね容疑を認めているという。

　同社のパソコンには約3700万件のメールアドレスが保管されており、同課はスマホ用の無料アプリを装ったウイルスで個人情報を抜き取っていたとみて調べている。同課によると、スマホの不正アプリを使った事件では過去最大規模。

　逮捕容疑は2012年12月～今年3月、都内の専門学生の女性（19）ら2人の計三つのメールアドレスに、芸能人のマネジャーを装い「タレント本人があなたと話したがっている」と書かれたメールを送ったなどの疑い。

　同課によると、メールには返信用のアドレスがあり、出会い系サイトに誘導される仕組みになっていたという。　

不正アプリで３７００万件流出　広告送信容疑で社長逮捕

朝日新聞デジタル 7月24日(水)12時33分配信

　【真海喬生】スマートフォンから個人情報を抜き取ったとされる不正アプリ事件で、千葉県警の家宅捜索を受けたＩＴ関連会社「コーエイプランニング」＝東京都渋谷区＝に流出したメールアドレスは３７００万件に上ることが、県警への取材でわかった。不正アプリをめぐる事件では過去最多という。

　これらのアドレスに１日最大３６万通の広告メールを送り付けた疑いがあるとして、県警は２４日、その一部への関与について社長の香川雅昭容疑者（５０）＝東京都目黒区＝と社員ら計９人を特定電子メール法違反（送信者情報の偽り）容疑などで逮捕した。逮捕容疑は、昨年１２月～今年３月に他人名義のスマホから、タレントのマネジャーなど虚偽の送信者を名乗り、都内の専門学校生（１９）など計３件のアドレスに、出会い系サイトの広告メール各１通を送ったとされる内容。

　また、広告メールの送信用に他人名義のスマホ９台を売買した携帯電話不正利用防止法違反（授受）の疑いもある。法人としての同社についても同じ容疑で書類送検する。

＜スマホアプリ逮捕＞広告５０００万通　サクラサイトに誘導

毎日新聞 7月25日(木)2時31分配信

逮捕され、捜査車両に乗り込む香川容疑者（手前）＝東京都目黒区で２０１３年７月２４日午前７時９分、荻野公一撮影

　◇５カ月間、毎日約３６万通自動送信

　発信者情報を偽って出会い系サイトの広告メールを大量送信したとして、ＩＴ関連会社「コーエイプランニング」（東京都渋谷区）の社長、香川雅昭容疑者（５０）ら９人が特定電子メール法違反容疑などで逮捕された事件で、同社が不正アプリでスマートフォンから抜き取ったアドレス帳に５０００万通超の広告メールを送っていたことが千葉県警の調べで分かった。アルバイト従業員らによる有料制の「サクラサイト」に誘導し、利益を上げていたとみている。

　県警によると、同社は多数の携帯電話を１台のパソコンに接続。送信元のメールアドレスを頻繁に変えながら、今年４月までの約５カ月間、毎日約３６万通を自動送信で送り続けていた。

　広告は「発行　アンドロイドマガジン」と表記され、メールマガジンの体裁だった。出会い系サイトの登録に誘導する内容があったほか、ウイルス対策アプリなどの無料ダウンロードができるとうたったものもあった。約８１万回が確認されている不正アプリのダウンロードは、この広告メールが入り口になったケースが大半とみられる。
香川容疑者らは、２０１２年１２月～今年３月ごろ、不正売買された携帯電話を使い、他人名義のメールアドレスから都内の専門学校生の女性（１９）らに広告メールを送ったなどとして逮捕された。香川容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。